エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

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スペシャルインタビュー「ゲスの極み乙女。」

歌詞をほとんど何も考えないでスタジオに入る

――確かに(笑)。おまけに始まりは『両成敗でいいじゃない』『続けざまの両成敗』という“両成敗繋がり”の2曲。
川谷「最初と最後とかならありそうだけど、2曲続けてっていうのは珍しいですよね。でも、当初は『続けざまの両成敗』だけだったんですよ。それが終盤、アルバム全体のバランスを見た時にもう1曲入れたいと思って、最後に『両成敗でいいじゃない』を作って追加したんです」
――これらを含めて今作には11曲の新曲が入っていて、バンドとして新たな魅力が表現されているように思います。みなさん個々にチャレンジした部分も多かったのでは?
MARI「個人的にはいろいろと新しい楽器、エレピとかオルガンとかを使いました。機材に関してもロータリースピーカーっていう古い年代のスピーカーを回して録ったり、川谷くんのエフェクターを借りて音を歪ませたり、今までやったことのない挑戦が多かったですね」
いこか「今回は曲自体が結構新しいのでやってることもおのずと新しい感じになっているかとは思いますが、『勤めるリアル』という曲でツインペダルをひたすら16分踏み続けました(笑)。今まで使ったことがなかったから、自分の中でも挑戦した!っていう印象だし、ライブに向けてこれからが勝負だと思ってます」
課長「1曲1曲それぞれがチャレンジでしたね。新しい機材も使ったし、それが音としてよく表れていると思います」
――川谷さんは曲作りも含めて新しいことに挑戦したという手応えはありますか?
川谷「新しいことを意識したというよりは、普通にやってたらこうなったっていう感覚ですね。確かに『続けざまの両成敗』で途中から全部打ち込みになっているのは挑戦だったかもしれないし、『いけないダンス』でイントロから弦が入ってくるっていうのも今までなかったことではあるんですけど。でもそれは曲数が多いことでいろいろできる場面があったのと、時間があったから考える余裕もあったというのが大きいと思います」
――制作はどんなふうに行っていたんですか?
川谷「合宿を12日間やって、全体の約8割をそこで録りました。まぁその後も曲を足したりしたので、実際はもっとやってるんですけど。でも歌詞や歌については、ほとんど何も考えないでスタジオに入るんですよ。歌録りの前に2時間ぐらいもらってバーッと歌詞を書いて、それを即興的に歌う。特異な作り方だとは思いますけど、経験上そういう作り方のほうがうまくできるので」
MARI「川谷くんの場合、あらかじめ考えていてもスタジオに入った時にはきっと、“これじゃなくてもっとこっちのほうがいい”ってなると思うから、今のやり方が合ってると思いますね」

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