エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

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2015年のロックシーンを大いに賑わしたバンドの筆頭と言える「ゲスの極み乙女。」。高い演奏テクニックから織りなされる予測不能の曲展開にもかかわらず、思わず口ずさみたくなるキャッチーさも兼ね備えた音楽性で幅広い世代の支持を集めてきた彼ら。来年1月13日にリリースされるニューアルバム『両成敗』では、その魅力をさらなる高みへと昇華。年末には「NHK紅白歌合戦」への初出場も果たす彼らに話を聞いた。

前のアルバムの出来に納得がいってなかった

――今作は1年2カ月ぶりのアルバムとなりますが、タイトルが『両成敗』。まずはこのネーミングの由来から教えてください。
川谷絵音(以下、川谷)「去年『魅力がすごいよ』というアルバムを出した直後に、僕からメンバーに“次のアルバムタイトルは『両成敗』にする”って話をしたんです」
――その段階で両成敗という言葉を彷彿とさせる曲があったんですか?
川谷「まったく(笑)。毎回そうなんですけど、タイトルだけ先に決めるんですよ。で、今年に入ってからシングル『私以外私じゃないの』のレコーディングを始めたんです。その時、次のリリースが6月って決まってたんですけど、その間にゲスの極み乙女。の存在が世間から忘れられているような不安を覚えたんですよね。なので急遽4月に『私以外〜』を出すことにして」
――快進撃を続ける中、不安を抱いていたというのは意外ですね。そう感じた理由は?
川谷「前のアルバムの出来に納得がいってなかったのと、今年5月の全国ツアー(“私以外ゲスじゃないの”)でソールドアウトしない会場があって。“あ、ヤバいかもな”と思ったんです。外からはうまくいってるように見えていたかもしれないですが、僕の中では全然そんなことなくて」
――その不安を今作にぶつけたという感じですか?
川谷「ぶつけるというよりは、単純にいいものを作りたいっていう気持ちでしたね。早くちゃんとした作品を作って出したいなって」
――そんな勝負の一枚に『両成敗』と名付けると聞いて、メンバーのみなさんはどう思いました?
休日課長(以下、課長)「最初は違和感がすごくありました。そういう引っ掛かりがあるのがいいところだと思うんですけど、想像がつかないっていうのもあって」
ちゃんMARI(以下、MARI)「まだ1曲もない状態だったしね」
ほな・いこか(以下、いこか)「すごくインパクトがある言葉でした。でも両成敗って普段あまり使わない言葉なので、それをよくアルバムタイトルにするなぁとも思いました(笑)」
川谷「他にも候補はあったんですけど、今回自分の中で引っ掛かったワードが両成敗だったんですよ。文字面とか漢字3文字、言葉の響きとか全部。こんなタイトルのアルバムを出した人はいないだろうなって(笑)。しかも、勝負のアルバムなのに負けを意味する“敗”の字が入ってるっていう」

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