エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

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スペシャルインタビュー「中条あやみ・渡辺大知」

「強力なエンターテインメントは、国を問わずに共鳴させる」(渡辺)

――C-3POとR2-D2は黒澤明監督作『隠し砦の三悪人』(’58)に登場する百姓がモデルだというのも、日本人としては誇らしいですよね。
渡辺「そう、ふたりが物語を運んでくるところも、『隠し砦の三悪人』の始まり方を意識している。黒澤LOVEな感じがいいですよね」
中条「ヨーダが黒帯を締めていたり、ライト・セーバーは侍を意識して両手持ちだったりするのもおもしろいです」
渡辺「師弟関係も武道を意識しているよね。自分の持てるすべてを伝えていくところには、大和魂みたいなものも感じる」
中条「ジェダイのマスターは、弟子にとっては父親的存在でもありますよね。家族のようなものだからこその絆の深さというか」
渡辺「黒澤監督も海外の映画に影響されていると思うんです。その黒澤映画がSWに、SWがまたその後の日本のカルチャーに影響を与える。僕、改めてSWを観て頭に浮かんだのが『ドラゴンボール』だったんです。メカや建物の形はもちろん、世代を超えて伝授していく感じもそう。違う星の生物たちのビジュアルや宇宙の飛び方も結構影響されているな、と。強力なエンターテインメントは、国を問わずに共鳴させるんだと感動しました」
「中条あやみ」中条「ある人に聞いたんですが、エピソード5でダース・ベイダーがルーク・スカイウォーカーに、自分が父親だと告白する場面の『No, I am your father.』という台詞は撮影中と完成作とでは違っていて、上映される前に本当の台詞を知っていたのはルーカスと、数人だけだったと。そのエンターテインメント精神に感動しました。こんな世界観はよほど想像力が豊かじゃないと作れないものだと思いますし」
渡辺「ルーカスだけではなく、ルーカスの企画に賛同した“子どもみたいな大人たち”が、好きなものを集結させて作り上げたのがSWなんだろうね。キャラ一人ひとりに血を通わせ、美術や音楽でロマンを伝えて、魔力のある映画を作り上げた」
中条「観ていると、とにかくワクワクしますよね。私、エピソード1の冒頭でクワイ=ガン・ジンとオビ=ワン・ケノービが水中に潜っていく場面を観て、すごく興奮しました。信じられないぐらいきれいな世界で」
渡辺「僕はエピソード4の酒場のシーンや、エピソード6のジャバ・ザ・ハットのアジトでの演奏シーンにワクワクしたなぁ。“宇宙人がサックスとか吹くんだ!”って(笑)」

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