エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

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スペシャルインタビュー「Ken Yokoyama」

敢えてロックンロールって言葉を使うことで一石を投じたい

――その流れを踏まえても、すごくドキドキするアルバムの内容だと感じました。大きな入り口を持ちながらも、聴く人の年齢や状況、タイミングによってそれぞれの出口がたくさんあるというか。
Ken YokoyamaKen Yokoyama「今おっしゃってくれたこと、まさにそのままで。その人その人の音楽に向かう何かへ繋げて欲しい気持ちがすごくあるんです。加えて、“これじゃねぇな”とも誰かに思って欲しい。例えば、“ONE OK ROCKじゃないとダメだ”とか、そういうことにも気付いてもらっても全然アリというか。だからこそやり甲斐があるのかも。歳をとってきて、なんか達観してきちゃったんだよね。100人いたら100人に受け入れられることをこっちも求めてないというか」
Jun「内容としては、今までいろんな音楽をメンバーみんな聴いてきてるし、“もっと素直に今やりたいことをやっちゃおうよ”っていう感じ。今までの路線に加える形で、新しくチャレンジしてるモノがたくさんある。個人的には、その新しい部分のリアクションがすごく楽しみなんですよね」
Minami「だからこそ“ロックンロール”っていう単語だけで拒絶して聴かない人がもしいるのであれば、それはちょっともったいないと思う。もちろんこれまでのKen Bandの要素も入ってるし、今までのファンの方も喜べる作品ができたからね」
――確かに。ロックンロールがしっかりブラッシュアップされていて、サウンド感としてはまさしくKen Bandですもんね。
Ken Yokoyama「今回、僕はよく“ロックンロール”って言うんですけど、それもちょっとチャレンジではあって。僕の感触だと日本でロックンロールって言うと、ロケンロー的な、パンクロックとはまた違うモノだと思ってる人がたくさんいるような気がしてるんです。でも僕らの中ではそのふたつは一緒なんですよ。だからそこで敢えてロックンロールって言葉を使うことで一石を投じたいような気持ちもあるんですよね」
――これまで積み重ねてきたモノもありつつも、見えない枠みたいなモノを取っ払い、今のナチュナルなスタンスを曝け出したようなところも?
Ken Yokoyama「たぶん、前作の5thフルアルバム『Best Wishes』までは、“メロディックパンクのマナーの中でやることを望まれていた”、とまでは言わないけど…なんとなく自らの首を締めてた部分があったんでしょうね。そこは無自覚ですけど。で、箱モノギターから始まって、こういったことをやりたい気持ちが治らなくなった。形になったモノを聴きながら考え直すと、そういうことなのかもしれない。まあ、言葉にすると“枠組みを取っ払ってちょっと進んでみた”って感じだろうけど、そんなに深くは考えてなかったですね」

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