エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

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スペシャルインタビュー「降谷建志」

長く登っていける山がまたひとつできたという感覚はある

――こんなこと言うのは無粋だけど、このインタビューを読むより、このアルバムを聴いてもらえれば降谷建志がどういう音楽家であるかがありありと理解できる作品になってるわけで。それはとても重要だよね。
「うん、そうだね。アルバムを聴いてそこを理解してもらえたら、俺がひとりで作った甲斐があるというものだよね」
――リスナーのあらゆる日常の風景にもフィットすると思うし。
「それは俺も思った。ミクスチャーロックをメシ食ってる時に聴くのはキツいもんね(笑)」
――既に2作目のビジョンもあるんですか?
「ある。すぐリリースしたいと思ってる」
――スケジュール取れるの(笑)?
「アルバムの完成直前に“まだまだやりたいからすぐに作っていいかな?”ってスタッフには言ったから(笑)」
――同時にこのアルバムがDragon Ashにいいフィードバックを及ぼすだろうしね。
「それは他のインタビューでもよく言われるんだけど、そんなことは考えてないんだよ。ソロ活動がなくてもDragon AshはDragon Ashで確固たる信念と誇りを持ってやってるから。さっきも言ったけど、バンドの現場で生まれる熱量と対抗しようとは思ってないし、そんな甘いもんじゃないのは俺が一番よく知ってるから。ただ、これからも長く登っていける山がまたひとつできたという感覚はある」
――36歳で新しい山と出合えるのは素敵なことですよね。
「ホントにうれしいですよ。希有なチャンスをもらってるなって思う。音楽中毒でよかったよ」
――降谷くんのその生き方もメッセージになってると思う。
「音楽制作に関しては、D.I.Y.でなんでもできる時代だからさ」
――情熱とある程度の機材さえあれば。
「そうそう。これからは大手に所属してるアーティストでもない限り、派手な活動はできないマーケットにどんどんなってくると思うし、そうすると自分自身の力でどこまでできるかに重きが置かれると思うんだよね。だからこういう方法論を取る人はこれから増えてくると思う。いろんな楽器を練習する人も増えるんじゃないかな。あとはホントに音楽に対する情熱があって、金を貯めて最低限の機材を揃えればいいから。このアルバムを聴いてもらって、“自分にもできるかもしれない”って思ってもらえたらうれしいよ」

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