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スペシャルインタビュー「[Alexandros]」

“バンドを構成するひとりの人間”として曲に入り込めた

――それはイコール、メンバーに対する信頼度も上がってるということですよね。
川上「そう思います。実は『ワタリドリ』も最初はメンバーに聴かせるか迷った曲なんですよ」
――それがシングル曲になるんだからおもしろいよね。
川上「ホントに(笑)。あと『Famous Day』も俺は最初あまり乗り気じゃなかったんですけど、(庄村)聡泰が“絶対にやろう”って言ってくれて」
庄村聡泰(Dr.)「聴いた瞬間にピンときて、とにかく推したんですよ。バンドの今後を左右すると思うくらい形にしたほうがいいと思った」
川上「聡泰は最後に加入したメンバーだから、バンドを俯瞰で見れるところがあるんですよ。俺はその視点を信頼していて」
庄村「今回の制作は、ひとりのドラマーというより、“[Alexandros]を構成するひとりの人間”として曲の中に入り込めた実感があるんですよね。1曲1曲カメレオンのようにグルグル表情を変えながらドラムを叩くのが自分の理想なので。それができつつ、他のメンバーが織り成す音に自分もより深く潜り込めた結果としてこのアルバムがあると思います。あと、やっぱりロックソングの主役って歌なんですよね。歌をよく聴かせられたら悪いことなんて何もないんです。結果的に僕のドラムもよく聴こえるし、他の楽器だってそう。この2年弱でそういう発想になれたのはとても大きな変化ですね」
[Alexandros]
――メロディの強度が増してることは洋平くん自身も自覚しているところですか?
川上「うん、そうですね。僕はずっと基本的にソングライティングセンスって才能が9割だと思ってるんですよ」
――天性のものだと。
川上「そう。だから残りの1割をどれだけ強化するかで自分のソングライティングセンスが広がると思うんです。いい曲なんだけどそんなに響かない曲って世の中にいっぱいあると思うけど、その1割が鍵を握ってると感じていて。“スターな曲”を“スーパースターな曲”にするのもそう。だから僕はその1割をもっと強化したいと思ってるし、今はそれができているんだと思います」
――シングルではキッチリ[Alexandros]で示すべきポピュラリティというものを提示できたのも大きかったと思う。
川上「そうですね。『ワタリドリ』、『Run Away』、『Adventure』というポップな曲を作って、ロックソングにおけるメロディメイクの能力が上がったことを自覚した上で、アルバム曲はどういうものを書くのか自分でも興味があったんです。その結果、『Boo!』にしても『ワンテンポ~』にしてもアレンジは振り切れてるけど、メロディ自体は相当なポップな曲が書けたんですよね。『Dog 3』もアレンジはやりたい放題なんだけど、かなりいい曲ですからね(笑)」

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