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『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の世界

鳥山明先生はまさに希代のストーリーテラーです

企画立ち上げの経緯から本作に懸ける想いまで。プロデューサーを務める東映アニメーションの林田師博が映画の魅力を語る。
――本作の脚本を鳥山明先生自ら書き下ろすことは、企画立ち上げの段階から決まっていたことですか?
「2013年に『ドラゴンボールZ 神と神』が国内外で大ヒットし、我々作り手側も改めて『ドラゴンボール』のすごさを再確認しました。公開されてからそう間を置かず、次の作品を作ろうという気運が高まったのですが、“次は鳥山先生に脚本を書き下ろしてもらおう”ということに。関係者の強い想いを伝え、集英社さん、鳥山先生に快諾していただきました」
――“フリーザの復活”というのは鳥山先生自らのアイデアだったそうですね。
「はい。フリーザについて歌ったマキシマム ザ ホルモンさんの「F」を聴いて、“そうか、フリーザだ!”と、悪の帝王・フリーザが復活するお話を書こうと思い至ったそうです。フリーザは数ある敵キャラの中でも、極めてキャラが立っている。強烈な個性を放つキャラクターですよね。その特徴のひとつにバトル前の会話劇のおもしろさというのがあります。例えば、歴代の敵キャラであるベジータ、セル、魔人ブウたちは会話の部分は割とシリアスな感じが多いんですが、フリーザは違いますよね。内容的にはシリアスなことを喋っているつもりでも、その言い回しがユニークなため、聞いている分には本当におもしろいんですよね(笑)。今回書き下ろしてもらった脚本を読んで改めて思ったのですが、鳥山先生の台詞回しの巧みさと言ったらないですよ。フリーザと悟空をはじめとするZ戦士たちの会話劇は相当おもしろいです。そして、構成が緻密で伏線の張り巡らせ方も絶妙。鳥山先生はまさに希代のストーリーテラーですね。鳥山先生のすごさを目の当たりにして、この先生の想いに応えるべく制作スタッフ一丸となって形にしていきたいと強く思いました」
――バトルシーンはいかがですか? フリーザの劇的な進化はもちろん、悟空たちも異次元の強さを極め、壮絶なバトルが展開されることと思います。
「これまでフリーザのバトルといえば、“会話は長いんだけど闘いが始まったら割とすぐにやられちゃう”という感じでしたが(笑)、今回は違いますよ。“悟空を絶対に倒す”という積年の想いごとぶつかってくるわけだから、それはもうすごいバトルシーンになっています。今回監督を務める山室(直儀)さんは、長年少林寺拳法をやっていらしたそうなんです。(自分も学生の時にやっていました。)だからバトルシーンの突きや蹴り、払い、受けなどは、格闘技経験者ならではの正確さを持ってリアルに描かれています。そして、日本アカデミー優秀音楽賞受賞経験もある住友(紀人)さんの音楽がその映像に載ることでさらに臨場感が増している。壮絶で真に迫るバトルシーンになっていますね」
『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の世界
――脚本、映像、音楽とすべての要素が高クオリティとあれば、仕上がりへの期待はますます膨らみます。
「ぜひ期待してください。鳥山先生が劇場版初の脚本を手がけるだけでなく、山室さんも初監督。実は私もTVは何本もやっているんですが、劇場版のプロデュースは初めてなんです。だからか、この作品には初期衝動にも似た勢いが備わった。間違いなく、ものすごい作品をお届けできると思います」
林田師博(はやしだ のりひろ)
東映アニメーション所属のプロデューサー。主なアニメーション作品に『地獄少女』(’05)、『働きマン』(’06)、『のだめカンタービレ』(’07)、『地球へ…』(’07)、『もやしもん』(’07)など。『ドラゴンボール改』(魔人ブウ編)(’14)も手がけている。
『ドラゴンボールZ 復活の「F」』の世界
『ドラゴンボールZ 復活の「F」』
’15年/日/93分
原作・脚本・キャラクターデザイン:鳥山 明
監督・作画監督:山室直儀
声の出演:野沢雅子、中尾隆聖、山寺宏一、森田成一、堀川りょう、他
※4/18(土)より2D/3D/4DX/IMAX®3D全国公開

©バードスタジオ/集英社 ©「2015 ドラゴンボールZ」製作委員会


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