エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

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スペシャルインタビュー「KANA-BOON」

同じようなギターフレーズがあるのは絶対にイヤだった

――なるほど。制作に関してはどうでしたか?
飯田「他のアーティストがアルバム全体のバランスやアルバム曲をどうやって作っているのか知りたくて、他のアルバムをたくさん聴きましたね。現状のままだと自分の中だけのフレーズしか見当たらないって、少し焦ってもいて。でも今回の制作に際し、いろいろ深く多面的に考えたお陰で、“ベースとはなんぞや”ってことを改めて気付いた部分が多々ありました」
小泉貴裕(Dr.)「今回はいろんなタイプの曲があったので、ギリギリまでフレーズに悩みまくりました。今までやってこなかったテクニック的な部分の練習や音の出し方にも迷いながら、録音前日の夜から朝方までスタジオに入ったりして。1曲1曲の制作はとてもタイトでしたが、その分集中して考えることができました。個人とも曲とも向き合えた制作だった気がします」
――ドラム的に特に苦労した曲はどれですか?
小泉「鮪から提案された『クラクション』のフレーズ(苦笑)」
鮪「僕はドラマーじゃないので再現できる限度がわからない。でもやって欲しいリズムのイメージがあるので、それをよく口で伝えるんです」
小泉「ボーカルがイメージしてるリズムって、ドラムが持ってないリズムだったりする。それで入れてみたらかっこよくなることが多いので、無理目なリズムでも完璧な形で挑戦したいんですよね」
古賀隼斗(G.)「これまでで一番1曲1曲をこだわって作りました。今までギター録りは1曲2時間ぐらいで録り終えてたんですが、今回は1曲の音作りだけで数時間かかりました。ギターの数も10本以上、アンプも5台、6台使ったり、マイクを変えていろんなパターンで録ったり。アルバムを聴いた時に同じようなギターフレーズがあったら僕的に絶対イヤだったので、それぞれの曲に味を持たせる努力をしました」
――楽曲により、ギターの印象が違いますよね。
古賀「ギターで曲の表情ってすごく変わるので、そこは徹底的に。例えば『スコールスコール』は、他の曲よりはディレイを入れて奥行きを出したり、ワンフレーズをギター4本で録ってみたり、そのギターの組み合わせを変えてみたり。今回、音作りに時間は長くかかりましたが、レコーディング自体は早かった。これは自分にとって大きな成長でしたね」

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