エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

FLYING POSTMAN PRESS

title

楽器を弾けば、何処をめざすべきか自ずとわかる。
すべてが本能的で、マジカルな体験だった

――レコーディングはどんなふうに進めていったんですか? いつものように盟友クレイグ・ロスと一緒?
「すべて自分ひとりでやった曲も2曲ほどあるけど、基本的にはクレイグに手伝ってもらい一緒に作業を進めていった。最初にドラム・パートを録るんだけど、その時は彼にギター・パートを演奏してもらいながら自分のドラム・パートを録音するんだ。それから自分のギター・パートを録って、ベース、キーボード、ボーカルと必要に応じて録っていくやり方だね」
――今回はどういうアルバムにしようとか、アルバムのコンセプトとかは一切決めずにレコーディングに取りかかったそうですが。
「いつもそうではあるんだけど、特に今回は録り貯めた曲のアイディアが初期衝動のように鮮烈だったからね。その曲たちが何を求めているかを判断すれば、過剰なプロデュースを避けることは明白だった。意識したのは、音を詰め込み過ぎないこと。無駄な音を省き空間を持たせることで、サウンドに迫力が生まれるんだ」
レニー・クラヴィッツ――日本でも先行シングルとしてリリースされた『Sex』だけを聴いても、一音一音が骨太で、躍動的なエネルギーに満ちていますね。特にベースラインがかっこいい!
「サンキュー! シンコペーションが効いていて、シンプルでありながらぶっといベースラインだろう?このベースラインを含むバック・トラックが完成した時、直感的に『Sex』というタイトルが浮かんだんだよ。そしてタイトルに沿った歌詞を書き、曲を仕上げたんだ。人間同士が惹かれ合う時の本能的で動物的な衝動、Sexが持つ原動力について歌ってる。今回は全曲バック・トラックを聴き返した時の第一印象をもとに直感的にタイトルを決め、曲を完成させていったんだ」
――今までの話から、今回の曲作りやレコーディングは、内側から溢れ出るエネルギーに導かれるように進んでいったようですね。
「そうなんだよ。スタジオで曲に取り組むと、音楽がどこからか舞い降りてくる。その場の空気に漂っている何かが俺の頭の中に入り込み、それが音になって聴こえるわけだから、それ自体がマジカルな経験だった。しかも、それが次から次へとすごいペースで起こるんだから、あれこれ考える必要なんてまったくなかったよ。楽器を弾けば、どう演奏すればいいか、何処をめざすべきかが自ずとわかるんだ。すべてが本能的で、マジカルだったよ」

PR

FLYING POSTMAN PRESSは全国5都市で配布しています。