エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

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今年デビュー5周年のアニバーサリー・イヤーを迎え、10/10に初の武道館公演を行う阿部真央。彼女が駆け抜けてきた5年間、19歳から24歳までの序章を彩ってきたシングルをコンパイルした『シングルコレクション 19-24』が8/20リリースされる。アーティストとして大きな成長を遂げた5年の歳月、その想いについて聞いた。

私にとっての音楽は、表現を通じて自分のことに気付いてもらう手段

――2009年のデビューから今年で5年目を迎えました。その歩みを振り返った時、今どんなことを感じてますか?
「結果、いい5年間だったなと思います。よく振り返った時に“あっという間の~”って言ったりするじゃないですか。でも私にとっては、長くも短くもない、それ相応の時間でしたね。そう感じるということは、その時々で自分に課せられた課題をクリアしてきた自負があるからなのかなと思います。それから、最近の曲でも歌っているんですけど、なんとなく過ごす日常ほどもったいないものはないと思っていますし、この5年は、なんとなくではなく、自分なりに歩んでこれたと感じてます」
――デビュー当時、阿部さんは“あまり音楽が好きじゃない”とおっしゃっていましたよね。
「そうですね。今も決して嫌いではないんですけど、“大好き”っていう部類ではないかな。私にとっての音楽は、表現を通じて自分のことに気付いて欲しくて、その手段なんですよね。最初その表現は歌うことだったんですけど、シンガーとしてでは夢が叶わず、曲を書かなければ歌手になれなかった。だから自分で曲を書いて歌っているという感じです」
――作品を聴かせていただくと、自由奔放に歌っていた19歳の時と今とでは、音楽に対する取り組み方が大きく変わりましたよね。
「変わりましたね。デビュー当時は、わからないからこそ何をやっても怖くないっていう無知ゆえの強さがあったと思うんです。でも人に評価していただく機会が増え、“前作”が積み上がっていくにしたがって、“前作”との比較対象が出てきたり、いろんな人とお仕事をする中で、音の捉え方が変わったり、作風も変わっていきました。活動を続けていく中で、“どう自由であるべきか”。楽曲に対しては自由なスタンスでいるべきだけど、それを聴いてくださる方のニーズにも応えたいですし、難しく考えるつもりはないんですが、できあがったものに対して、“さて、どうしようかな”と考えるようになりましたね。伝えるためにはどうしたらいいか、その到達点をどこに設定するか。こだわれば、どこまででもこだわれるわけですから、その点は何も知らなかった時の方が気楽でしたよね」
――音楽的にはロック的だった初期から作風が一気に広がってます。
「そうですね。3枚目のアルバム『素。』は激しかったり、ダークな曲が多かったんですけど、そういう要素を入れつつ、ミディアム・テンポの曲が増えていると思いますし、幅も広がっていますよね。でもまだまだやりたいことがあります。ピアノと歌だけで構成されている低い旋律の曲はあるんですけど、もっと高い位置で鳴ってるピアノの曲やゆったりしたアコースティックギターのアルペジオで隙間を設けた曲やムーディで都会の夜を思わせる曲とかも挑戦したいですよね。やりたいことはこれから先も時と共に変わっていくんでしょうね」

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