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スペシャルインタビュー「能年玲奈」

原作を読んだ時、作品全体に流れている空気感が本当にきれいだと思いました

――ふたりの恋の物語であると同時に、本作は母と娘の物語でもあります。和希の母役の木村佳乃さんとの共演はいかがでしたか?
「すごく楽しかったです。私は本当に緊張しいで口下手なんですが、初めて現場で木村さんにお会いした時、木村さんに突然くすぐられて(笑)。衝撃的だったんですが、それで一気に心和みました。カメラが回っていない時はそんなふうに明るい空気を木村さんが作ってくださっていたんですが、カメラが回ったらガラッと変わって、和希の母として感情をぶつけてくださる。本番中はヒリヒリするような緊張感が常にあって、私自身すごく助けられたし、引っ張っていただいたと思っています」
能年玲奈――母の愛を求める娘と、うまく愛を伝えられない母親。そのふたりの心がぶつかり合い、溶け合う場面は観ていて心が震えました。
「ありがとうございます。映画の中で、和希の母の台詞に“あげないわよ。親が自分の子を嫌いな訳ないじゃないの”というものがあって。脚本で、字だけで読んでいた時には、なんでもないような言葉に見えていたんですが…木村さんが演じていらっしゃるのを和希として受けた時には、ガツンときました。私もこの演技に負けないように、食らいついていかないとと思いました」
――30年近く前に生まれた物語にもかかわらず、今なお普遍の物語として受け止められるのは、“自分以外の誰かを大事に思う気持ち”や“親子の葛藤”を大事に描いているからなんでしょうね。
「そう受け止めていただけたなら本当にうれしいです。私はこの原作を読んだ時、作品全体に流れている空気感が本当にきれいだと思い、物語に吸い込まれていくような不思議な感覚を味わいました。そのきれいな空気が、この映画にも流れているとうれしいです」

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