エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

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NICO Touches the Wallsにとって初のベスト盤『ニコ タッチズ ザ ウォールズ ノ ベスト』は、ライブ時の高いテンションを過去作から厳選した楽曲と新曲&新録を加えた全17曲を凝縮。アニバーサリー・イヤーの2014年からその先へ、彼らは止まることなく進んでゆく。

ロックを広く届けるためには、もっとデカい声で叫べばいいだけ

――数多くのバンドが誕生した‘00年代前半からアイドル・ポップが全盛の現在まで、この10年で激変した音楽シーンを改めて振り返ってどんなことを思われますか?
光村(Vo.&G.)「“ロックバンドはこんなに楽しいんだ!”と思って、僕らは活動を続けているし、新しいことも貪欲にやっているつもりだけど、音楽シーンを俯瞰で見た時に、現状ではロックの扱いがそこまで大きくないのは事実ですよね。だから悔しいという気持ちは年々大きくなっているんですけど、その一方でライブに来てくれるお客さんとかバンド仲間、応援してくれるメディアの方を含め、現場レベルでロックはちゃんと息をしている。だからロックを広く届けるためには、もっとデカい声で叫べばいいだけなんじゃないかなって思うし、それを実践することが今年の僕たちにとって大きな意気込みなんですよ」
――デカい声で叫び続けてきたバンドの原動力というのは?
坂倉(B.)「バンドは僕らにとって生業でもある」
対馬(Dr.)「でもお金を稼ぐことを一番の目的に、その時流行ってるものを徹底的に研究して、そこに乗っかっていくようなことは……」
光村「できないよね(笑)。僕らはそんな考えのもとでバンドをやってるわけじゃないし、もっと単純な“自分たちにとって楽しいか、楽しくないか”っていう、それだけのコミニケーションなんです。しかもそれは年を追うごとに濃くなってるんですよ」
古村(G.)「それが“もっとわかって欲しい!”っていう気持ちに繋がっているんだと思いますね」
――’11年の3rdアルバム『PASSENGER』あたりから、音楽を伝える4人の意識の高まりやその伝え方は大きく変化しましたよね。
光村「そうですね。『PASSENGER』以前は、日本国民全員の気持ちを片っ端からキャッチしてやろうと思っていたんですけど、結局のところ、僕らは寝ても覚めても音楽が好きな、ちょっと楽器ができる一般人であって、スーパーマンでもなんでもない。そういう認識に立った『PASSENGER』あたりから、見える景色が変わったというか、地に足の付いた等身大の目線になっていったし、その変化は作品を聴けばよくわかりますよね。新しい曲になればなるほど風通しがよくなっているし、作品を遡れば遡るほど、密度が濃くなっていくという(笑)」

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