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スペシャルインタビュー「三浦大知」

まずライブありきで、それが楽曲や作品に繋がっていくのがベスト

――大知くんの音楽の主軸にあるブラック・ミュージックやR&Bはトレンドの移り変わりが早いジャンルですが、この2年で影響を受けたのはどういったものなんでしょうか?
「EDMやダブステップの延長線上にあるトラックが主流の今のシーンに対して、自分なりに直球勝負を挑んだ『Right Now』をシングルでリリースしたんですけど、自分の中では“かっこいい”の最上級は“大爆笑”なんじゃないかと思っているので、大爆笑するような勢いで振り切って作りました。その一方で、今回は生音を交えてもっとジャンル分けができない音楽を作れたらいいなとも思っていましたね。なぜ生音なのかというと、まずライブにバンドを入れるようになって、ライブアレンジのよさやバンドサウンドの重みを体感する機会が増えたんです。そして三浦大知としてはまずライブありきで、それが楽曲や作品に繋がっていくのがベストなんじゃないかと思っていました。今回のアルバムだと『Spellbound』や『Gotta Be You』あたりにはその影響が表れていますね」
――なぜジャンル分けできない音楽に惹かれるんでしょう?
「自分がいち音楽ファンとして音楽を聴く時、一番大事な部分は“いいものはいい!”と感じられることだなと思っていて。そう思わせたら勝ちだなって。振り返ってみても、音楽にぐっとくる瞬間は“これがロックだから好き”とか“これがヒップホップだから好き”とかそういうことは考えてないんですよね。だから理屈じゃない、ジャンルにも囚われない、“なんかわからないけどいい!”っていう瞬間を自分の音楽で作れたらいいなって」
三浦大知――ジャンル分けできないという意味で1曲目『Can You See Our Flag Wavin’ In The Sky?』はその象徴的な曲ですね。
「かっこいいですよね。Nao(’ymt)さんは毎回そうなんですけど、他にはない曲、世の中の流れをはるかに先取った曲を作ってくださるんですよね。しかもこの曲は結構前からあったんですけど、一聴した時に“アンビエントっぽい感じもありつつ、ソウルフルだし、ちゃんとR&Bマナーもある。この曲は一体何なんだ!?”って思ったんですよ。で、今年に入ってジャスティン・ティンバーレイクが出した『Suit & Tie』を聴いたら、“あ、やっぱりこういう流れになっていくんだな”って。この曲でそのことを予感させてくれたNaoさんの曲はジャンル分けできない曲の代表。『Black Hole』(前作アルバム『D.M.』収録』)同様、アルバムの1曲目はこの曲しかなかったです」
――この曲がアルバムの1曲目に置かれているのは、大知くんの攻めの姿勢を色濃く反映しているな、と。
「そうですね。Naoさんの曲で始まって、Naoさんで終わる(ラスト『all converge on “the one”』)構成はスタッフを含め満場一致でした」

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