エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

FLYING POSTMAN PRESS

スペシャルインタビュー「二階堂ふみ」

星野さんは才能溢れる人。一緒に演技するのは本当に楽しかった

――内面的な部分では、ミツコを演じる上でどんな準備を?
「特には。撮影前に自分で何かを用意して持っていくということは普段からあまりしないんです。今回も現場で監督の話を聞きながら動いていって、という感じでした。ただ、衣装はこだわりましたね。ミツコはギャルなんですけど、私も高校の1~2年生の時、ギャルだったんですよ。その時、しょっちゅう買っていたのがd.i.a.というブランドの服。撮影前に園さんと一緒に109の中にあるd.i.a.のショップに行ってミツコの衣装を選びました。ネイルとか髪型とかも私の意見を園さんが“いいね”と採用してくださって」
――セルフプロデュースだったんですね。
「私ひとりではなくて、監督と一緒にですけどね。私、いつも思っていたんですけど、なんか大人が作るギャルってギャルじゃないんですよ。しかもリアル世代の人から見たら微妙にダサかったりする。リアル世代である私の意見を監督が楽しみながら取り入れてくれる。そんな監督、そういう現場は本当に素敵だと思います」
――この作品に限らず、いつも外見の作り込みにはこだわるんですか?
「毎回そこは大切にします」
――ファッションの他にも、本作は美術など見た目の作り込みが繊細で。
「現場で見るもの全部がしっくりきて。衣装とかセットとか、そういう部分がちゃんとしている現場は演じる側としてもやる気が出ますね」
――そして演者が躍動することで、一人ひとりが物語の中で生きる。キャラクターの豊かさも本作の魅力のひとつかと思います。
みんなそれぞれおもしろかったですね。面倒くさい人たちばかりですが、そこが愛おしくていいなと思いました」
――そんな愛おしい人のひとり、ミツコの恋人を演じる公次役の星野源さんにはどんな印象を?
「とてもやさしくて、才能に溢れる人だなと。見ていて飽きないというか、一緒に演技をするのは本当に楽しかったです。“僕の曲、聴いたことないでしょ?”って言われて、“これから聴きます”と言って即買ったCDが『知らない』。それを聴いてみて改めて“すごい才能がある人だな”って。その上、星野さん自身は自分で才能を持っているなんて微塵も思っていないところがまたいいな、と。私、中途半端な自意識を持っている人より、ものすごくあるか、もしくはまったくないか、という人のほうが好きなんです」
――星野さん演じる公次は最高に魅力的で。特に、公次の最後のがんばりには笑いと同時に涙が溢れてきました。
「公次は完全に巻き込まれた人。それなのによくあそこまでがんばったなって、私も感動しました。超上から目線ですが(笑)。クライマックスのあの場面で泣けたことは奇跡。傍から見るとものすごく馬鹿馬鹿しいことをしているんですけど、やっている本人たちは馬鹿やっているつもりは1ミリもないという」

PR

FLYING POSTMAN PRESSは全国5都市で配布しています。