エンターテインメントフリーペーパー FLYING POSTMAN PRESS

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高橋優の「ゆう」は“優れている”っていう字を書くけど、どこかで不届きな自分でありたい

――そんなふうに心を開いて歩み寄る高橋さんの感情が詰まった作品になりましたね。
「正直、この7曲のバランスがいいのかはまだわからないです。3年前の『僕らの平成ロックンロール』のほうが、バラードやアッパーな曲も適度に入っていたので、曲の並びやバランスはいいのかもわからない。でも、今の自分をそのまま詰め込みたかった。その結果、全体の形としてはイビツなものになったのかもしれない。露わだし、ぶっきらぼうだし、無骨。それがいいかどうかは、聴いていただいた方にしか判断できないと思うんですけど、今の自分をそのままこの7曲の中に詰め込んだので、おもしろがってもらえたらうれしいなって思います」
――生々しい状態だからこそ、刺さってくるものがあると思います。
「聴いてもらって“高橋、こんなこと考えてるのか!”とか“面倒臭ぇとは何事だ!”って思ってもらっていいんです。批判があったとしても、自分が望んで転がっていったことですし。どこかキレイに収まっていたくないとか、決まったレールを歩いていたくないって気持ちがあって。高橋優の「ゆう」は“優れている”っていう字を書くけど、どこかで不届きな自分でありたい、みたいな想いがあるんですよね。今回はどっちかというとそっちに寄った作品になったと思います」
――作品を重ねるごとに高橋さんのいろんな表情が見えてくるので、おもしろいです。不届きなところも、どんどん出していって欲しいです(笑)。
「『福笑い』という曲で“この世界の共通言語は 英語じゃなくて笑顔だと思う”と歌っていた人間が、“面倒臭ぇ”と歌ってる…多重人格なんじゃないかって思われるかもしれないんですけど(笑)。リリースするものに関しては、その時々、全部本当の自分なので、全体を通して、高橋優っていう人間を楽しんでもらえるのが一番うれしいですよね」
――さまざまな感情が出てきても、芯のブレは感じさせない。シンガー高橋優の人間力というか、幹の太さも感じます。
「すごくうれしいです。僕はジャンル分けが嫌いなんですけど、高橋優はポップシンガーなのか、アイドルみたいなシンガーなのか、ロックシンガーなのか…世の中の人がいろんなカテコライズをすると思うんですよ。それは音楽を受け取ってもらいやすいように、好きに作ってもらって構わないんです。それはデビュー前から一貫して言っているのですが。これからいろんな枝葉は出てくるとしても、高橋優という人間としての幹はそこにあり続けているので。自由に受け取ってもらって構わないんです」

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